2013年 12月 26日
モンテクリスト伯(日生劇場) |
韓国での観劇感想をアップしようと思いましたが、そうするとこちらの感想を忘れてしまいそうなので先に……(笑)
うーん………。
韓国版の上と下3/1ずつカットした真ん中だけを観せられたような………。
振り幅の小さい無難な舞台に収まったというか。
ワクワクもドキドキもゲラゲラ?も、なにもない感じ。
人間、過度な刺激を受けちゃうと、次はもっと!とエスカレートする傾向にあり、韓国の劇画調スペクタクルエンターテイメント・モンテクリスト(笑)にどっぷり浸りきってしまった身には、なんとも味気ない舞台に思えてしまいました。
個々のキャラも弱い。
石川&坂元悪役コンビは良かったけれど、モンテゴがぁぁぁ。
私はこの役にはうるさいです(笑)。
息子の存在があやふやなままだし。
石丸さん。
どの作品を観ても、悪くはないが良くもないという…。私とは相性が悪いのだろう。モンテクリスト伯爵も突き抜けた感は無く無難でしかなかった。
1幕ラストの地獄ソング。
最後に音下げフィニッシュでがっかり。
派手なスクリーンでのオープニング、久しぶりに再会するバカップル、ダンス、孤島の籠城脱出、オモチャみたいな財宝、成金丸出しのモンテクリストの衣装(笑)、火花散らすモンテゴとの殺陣、モンテゴの落下、そして訪れる幸せ。
すべてが大袈裟で、時に笑いが出ちゃうほどでも、勧善懲悪、最後は正義が勝つとわかりやすかった韓国版の爽快さが、すべて取り除かれたような真面目な舞台。それが日本版のモンテクリストでした。
by mikan-lime
| 2013-12-26 18:00