2014年 12月 28日
bare~ベア~ (中野ザ・ポケット) |
中野にこんな小劇場がありました。
まるで大学路みたいな趣。
観たのは俳優・原田優一さんの初演出、
オフブロードウェイ作品のミュージカル「bare ベア」。
2014/12/27 Mのキャスト
bare…………さらけだすこと。
キリスト教の全寮制の高校。
卒業を前に、ピーターはゲイであることを告白し母に認めてほしいと思っていた。相手のジェイソンはゲイであることを恥じ、新しい自分になるためにピーターに冷たくあたり、同級生のアイヴィーと関係を持つ。尻軽の噂のあるアイヴィーは初めてジェイソンを愛し始めるがジェイソンは本当に愛しているのはピーターだと気付き葛藤していた。
本心を伝えようとしたときアイヴィーの妊娠が発覚。行き場の無くなったジェイソンはドラッグに手をだし、中毒死してしまう。
このストーリーを中心に、ジェイソンの双子の妹、アイヴィーに思いを寄せる青年らが絡みあい、青春群像劇を描いていきます。
本当の自分をさらけ出したい。
そして理解してほしい。
愛してほしい。
閉鎖的な生活、無理解な大人、ゲイ、奔放なセックス、無秩序なドラッグ、逃げたい、逃げたい………。
既視感ありまくりで新鮮な衝撃が無かったのは、レントや春のめざめ、スリルミーなど観てきたせいだろうか………。
俳優の熱演、歌唱力抜群で見応えはありました。常に内股で乙女キャラの岡田くん(笑)かわいい。
宮澤エマさんの歌にはびっくりした。元総理の孫としてバラエティー出てるのしか知らなかったので。めちゃめちゃ歌えてうまい。人の心に響く歌が歌える。ミュージカルではそこが大事。
しかし作品としては…………。
うわーっと拡げちゃったものの、片付かなくなっちゃったというか……。
ジェイソンのドラッグによる急性中毒死っていうのが……そういう逃げ方で結末づけてしまったことが……後味悪かった。ゲイであることの社会的な目から逃げたくてピーターから逃げ、アイヴィーに逃げ、関係をもち、やっぱり愛せないと逃げ、妊娠発覚でさらに逃げ、ドラッグ摂取し死に逃げたジェイソン。
それはあまりに身勝手だ。
スプリングアウェイクニングのモーリッツも死に逃げてしまったが、全然違う。
コミカル役?のシスターが余りに唐突すぎて浮いてる感があったし。
結局死に逃げたジェイソン以外、事態は解決してないようで。
これ、観ようと思ったきっかけは、来年韓国で上演予定に上がっていたから。
人気や評判より前に、良質な作品ラインナップ揃えてくるヨンガンホールで予定されています。
あちらはどう料理してくるのかな………。
まるで大学路みたいな趣。
観たのは俳優・原田優一さんの初演出、
オフブロードウェイ作品のミュージカル「bare ベア」。
2014/12/27 Mのキャスト
bare…………さらけだすこと。
キリスト教の全寮制の高校。
卒業を前に、ピーターはゲイであることを告白し母に認めてほしいと思っていた。相手のジェイソンはゲイであることを恥じ、新しい自分になるためにピーターに冷たくあたり、同級生のアイヴィーと関係を持つ。尻軽の噂のあるアイヴィーは初めてジェイソンを愛し始めるがジェイソンは本当に愛しているのはピーターだと気付き葛藤していた。
本心を伝えようとしたときアイヴィーの妊娠が発覚。行き場の無くなったジェイソンはドラッグに手をだし、中毒死してしまう。
このストーリーを中心に、ジェイソンの双子の妹、アイヴィーに思いを寄せる青年らが絡みあい、青春群像劇を描いていきます。
本当の自分をさらけ出したい。
そして理解してほしい。
愛してほしい。
閉鎖的な生活、無理解な大人、ゲイ、奔放なセックス、無秩序なドラッグ、逃げたい、逃げたい………。
既視感ありまくりで新鮮な衝撃が無かったのは、レントや春のめざめ、スリルミーなど観てきたせいだろうか………。
俳優の熱演、歌唱力抜群で見応えはありました。常に内股で乙女キャラの岡田くん(笑)かわいい。
宮澤エマさんの歌にはびっくりした。元総理の孫としてバラエティー出てるのしか知らなかったので。めちゃめちゃ歌えてうまい。人の心に響く歌が歌える。ミュージカルではそこが大事。
しかし作品としては…………。
うわーっと拡げちゃったものの、片付かなくなっちゃったというか……。
ジェイソンのドラッグによる急性中毒死っていうのが……そういう逃げ方で結末づけてしまったことが……後味悪かった。ゲイであることの社会的な目から逃げたくてピーターから逃げ、アイヴィーに逃げ、関係をもち、やっぱり愛せないと逃げ、妊娠発覚でさらに逃げ、ドラッグ摂取し死に逃げたジェイソン。
それはあまりに身勝手だ。
スプリングアウェイクニングのモーリッツも死に逃げてしまったが、全然違う。
コミカル役?のシスターが余りに唐突すぎて浮いてる感があったし。
結局死に逃げたジェイソン以外、事態は解決してないようで。
これ、観ようと思ったきっかけは、来年韓国で上演予定に上がっていたから。
人気や評判より前に、良質な作品ラインナップ揃えてくるヨンガンホールで予定されています。
あちらはどう料理してくるのかな………。
by mikan-lime
| 2014-12-28 00:51
| 観劇メモ