2014年 04月 28日
Music Musium (AiiA Theater Tokyo) |
初夏を思わせるような爽やかな晴天の日曜日。
久しぶりに渋谷の公園通りの坂を上っていった先に、劇場がありました。
あら、こんなところに!!!という感じ。
代々木公園でイベントでもあるのでしょうか・・・・ドラッグクイーンのおねえさま?たちがいっぱい(笑)
最近とても回数が増えた・・・と思うのが、ミュージカル俳優によるコンサート。
パク・ウンテさんがゲストでいらっしゃる!!!というので出かけていきました^^
最初に出会った舞台は2009年の「ハムレット」でのレアティーズ。
今まで聞いたことのない高音にびっくり。名前がその時しっかりと刻まれました。
その後、「モーツァルト」「ピマッコル恋歌」「ハムレット」「エリザベート」「ジーザス・・・」と好んで拝見しています。
ジーザスは・・・・ウンテさんのジーザスの解釈が・・・・本当に胸が痛くて・・・・。
終演後、動けなくなってしまった。
ああ、それなのに、それなのに・・・・。
今、話題の「フランケンシュタイン」が・・・・・観れていない・・・・・ort
コンサート出演者は、新妻聖子さん、坂元健児さん。
コーラスに岡田亮輔さん、内藤大季さん、岡村さやかさん、佐野まゆ香さん。
音楽監督は・・・・宮崎誠さん♪
いやぁ・・・彼のアレンジと演奏の才能はすごい!!!と思います。
エレクトーンって、ピアノとはまた違って、あらゆる音をその1台で再現できるのですが
ミュージカルに精通している彼の手にかかると、すごいことになる。
童顔で可愛らしい感じなので、まことちゃん♪と呼びたくなってしまいます(笑)
たたみます♪
前半は音楽劇。
愛する画家の恋人を失った女性が、不思議な美術館に迷い込む。
いろいろな音楽に触れて・・・・笑顔を取り戻し、最愛の彼が残した大切な作品に出会う・・・という内容(ざっくり)
よーく知ってる楽曲が出てくるし、額縁の中の絵画の1枚としてウンテさんも「チグミスンガン」を。
後半はコンサート形式で。
冒頭、ルキーニに扮して「キッチュ」で登場のウンテさん、衣装もそのまま持参で(笑)
特別仕様のビラをばら撒いてサービス。
聖子ちゃんとの「モーツァルト」、日本語で「愛していればわかりあえる」を披露。
きれいな日本語でした。とても不思議な感じでした。
「フランケンシュタイン」からは「僕は怪物」を。
ああああ、観たいんですけれど・・・・フランケン・・・・・。
聖子ちゃんもサカケンさんも、とにかく歌える歌える演じられる方なのですが
ウンテさんの声ってまた独特で、サビの伸びやかな声は、やっぱり韓国のモクソリ(歌声)なんですよねぇ。
なんだろう・・・・・本当に日本ではなかなか経験できない声というか・・・・。
以下、ちょっと辛口・・・・。
まず劇場が、簡易劇場で音響が悪すぎる。
しかも外の音が聞こえてきてしまうという・・・。
マチネの時間は代々木公園も大勢の人でにぎわっており、イベントも開催されていたもよう。
その音が、少しですが会場に聞こえてきてしまった・・・。これは残念。
音楽劇も・・・・まあ・・・・・うん・・・・・・それもありですが、
使われている楽曲がチグハグ感あるので、普通にコンサート形式だけでも良かったかなぁ。
無駄な動線、うごき、進行が気になってしまって。
特に後半のサカケンさんの演技がぁぁぁぁ(笑)
明るいキャラで有名?な方なので、あの発作の場面は・・・・すいません、ちょっと失笑・・・・。
アンサンブルさんの衣装とメイクも残念感満載・・・・。
余計にチープな印象を受けてしまいました。私だけかな・・・・。
それから、大人の事情で(笑)、日本で上演している日本語歌詞が使えないこと。
このコンサートのためにあらたに翻訳された歌詞、もしくは原語の英語歌詞で歌うわけですが
よーーく知られて何度も観てきた作品が多いだけに、違和感ありまくりで・・・困った。
実際持ち役でその歌を歌っているのに、違う歌詞で披露することも大変だったと思う@岡田くん。
日本語でよく知っている歌が知っている歌詞で歌われない気持ち悪さというか・・・。
とても変な感覚でした。
ウンテさん、よく来日してくださいました。
その分、チサンくんが大変なスケジュールになっており・・・。
(チサンペンの友人は大喜びでソウルの劇場に篭っていたようですが・・・・)
坂元さんや新妻さんのファンとしていらしていた方も、韓国ミュージカル俳優のすごさ、わかってもらえたかな?と思います。
ゲストではなく、今度はぜひメインとして。
たっぷりと歌声聞かせてほしいと思います。
独特の世界観を表現できる方なので、演出はいらない(笑)
by mikan-lime
| 2014-04-28 12:37
| 観劇メモ